【あなたも当てはまるかも?】人の不幸を喜ぶ人たち【シャーデンフロイデ】

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こんにちは!ヤマさんです!

今回はシャーデンフロイデについてお話します

皆さんはあまり聞きなじみがなく関係ないと思っているかもしれません

しかし日常生活に大きく関わっているんです

これは

「他人の不幸は蜜の味」、「他人の不幸でメシがうまい」

などと言われるものです

例えば

株で大儲けした人物がそのあと破産し転落してみじめな人生を

送っている物語を私たちは聞きたいと思いますし

ドラマであれば詐欺師をだまし巨額のお金を奪い返すというストーリーに私たちはひかれます

その根底にはシャーデンフロイデが大きく影響しているのです

人の不幸を喜ぶのはよくないと知っていても喜ばずにはいられない

これがシャーデンフロイデです

成功していた人が転落していく物語に快感を覚えるのは性格がゆがんでいるわけではありません

シャーデンフロイデは良いとか悪いではなくただの反応なのです

怒りと同じで心の反応です

(おすすめ本)

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優越感に浸りたい願望

人は自分の価値を知りたくなる時があります

自分の価値は自分で決めることが大切ですが

今はSNSの普及により画面越しの相手と相対的に比べ評価してしまいます

他人が優れていると自分は劣っていると感じます

逆に比較した相手の弱点を見つけると優越感に浸ることができます

このため相手の弱点探しに必死になる人もいます

他人の欠点や不幸は相対的に自分の幸福を高め気分がよくなり自己評価を引き上げてくれるものになるのです

他人が自分より優れていると自分自身を悪く捉え不愉快になるのです

SNSはシャーデンフロイデの元凶になる可能性が高いです

前回の記事で部下同士を比較すると不幸になるのもシャーデンフロイデが関係しています

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自尊心の低下により他人の不幸を欲する

海外で行われた調査では

自分について評価が低い人ほど他人の失敗を喜ぶという結果がでています

つまり自尊心が低い人ほど他人の不幸は蜜の味になります

いじめる人はなぜ人をいじめるのか?

安全なターゲットを探していじめるのが単純に楽しいからです

なぜ楽しいかというといじめる側の人が過去に酷い仕打ちを受けていたり

直前に自尊心を下げられた人は他人の不幸を喜ぶようになってしまうからです

ほかにもシャーデンフロイデを形成してしまう出来事があります

・自分だけが苦しい時

・自尊心の危機に直面したとき

・慢性的に自尊心が低いとき

・競争で1位になれなかったとき

・自分の価値を下げられたり

・不公平を感じたとき

・無視されたり、劣等感を感じたとき

・比較されてあなたは劣ってると言われたとき

・仕事で自分だけがきつい仕事をさせられている時

などを経験してしまうと他人の不幸に快感を覚えてしまうのです

不公平な出来事

私たちは自分は平均以上じゃないと気がすまない性質を持っています

これを平均以上効果といいます

それは数学の能力などの数値化ができるものではなく

ユーモアや車の運転技術など抽象的なことに対して自分はほかの人と比べると平均より上であると考えたい性質があります

私たちは不公平を感じることでシャーデンフロイデが形成されます

つまり平均以上効果によって日常でシャーデンフロイデを形成されやすくなるということです

この不公平は自分が有利な立場ではシャーデンフロイデが形成されず

利な立場のときに落ち着きを失いシャーデンフロイデを形成するのです

自分が相対的に成功をしている立場であれば誰かの失敗を悲しめますが

自分が相対的に失敗していれば他者の成功は喜ぶのは難しく妬みが生まれるのです

妬みは社会から嫌われ孤立する原因になります

するとさらに人の成功が喜べず妬みが生まれる悪循環に陥ります

妬み嫉みもシャーデンフロイデを形成するのです

嫉妬している理想的な人や非の打ち所のない人の失墜は快感を覚えます

下を見ることが快感

テレビをつけると悪いニュースが流れています

ゴシップなどのワイドショー、不倫報道、あの人は今、貧乏家族のボロアパートの生活、

他人の失態、地位が高かった人の転落物語、成金が失墜していく物語を見たがるのです

私はバラエティだと

しくじり先生やスカッとジャパンをみると気分がよくなります

特にスカッとジャパンの前半部分はシャーデンフロイデをお膳立てしている構成です

これらを見ていると幸せな気持ちになるのです

これは視聴者の地位が相対的に上がり気分が良くなり自分は価値がある存在だと感ようとするためです

自分たちはまだマシだと思えるのです

人がどん底に突き落とされるのが快感なのです

正義があるところにシャーデンフロイデ

私たちは正義の名のもと制裁を加えるのは正しいと思ってしまいます

例えば

映画のジョーカーや漫画のデスノート、地獄少女、ドラマのコンフィデンスマンJP、クロサギなどがそうです

弱い立場の人がいじめられ

そこから形成を逆転させるストーリーは胸がスカッとして気持ちがいいものです

積もり積もった怒りや義憤、憎悪を解消するため正義の名のもと制裁を加えます

制裁を加え苦しむのを受動的に目撃したとき快感は頂点に達します

自分は復讐されないし罪悪感も無いので快感なのです

正義は自分のためにあるのです

気持ちよくなれる要素なのです

正義が約束されると他人の不幸を喜ぶことが言い訳として使えるのです

こぞって正義感を振りかざし相応しいと思っている制裁を下してきます

正義の鉄槌は気持ちがよくて快感につながるのです

悪者に寄ってたかって正義の名のもと石を投げるのは最大のエンタメなのです

制裁するのは全く得にはならないです

楽しくて気持ちいいことを正当化できるのです

しかし制裁は楽しいですが脳内麻薬に操られているだけなので

制裁している人は理性がなく気持ちいいという本能に負けてしまった弱い人ということをお忘れなく…

不当な扱いを受けたやつに復讐する

復讐と正義のセットは快感です

これは自尊心の回復のため

「自分たちを苦しめたのと同じような苦しみを平等に味わってほしい」

と願わずにはいられないのです

この感情は本能的な感情で善も悪もないようです

あおり運転をした輩を追い詰めたり凶悪犯罪の家族含めつるし上げたりすることも快感につながるようです

私が感じた他人の不幸は蜜の味

不当な扱いをされ恥をかかせた人が不幸に遭うと嬉しいものです

私の経験談ですが

自分をパワハラしていた上司が管理職の人からパワハラを受けているのを見たとき

「パワハラに遭ってる!やった!!ざまあみろ!!この人もしかして会社辞めてくれる?

もう顔を会わさなくて良くなるのかな?」

といった感情が生まれてしまいました

ほかにもサボりグセのある働かない先輩が

サボっていることが上司にバレて怒られているときは喜びを感じられたのです

ネットニュースでの他人の不幸は蜜の味

少し前に新入社員が親を侮辱したマナー講師をボコボコにというネット記事を読みました

概要は以下の通りです

ある会社で

その会社にふさわしい人材を育成する目的で行われる圧迫研修と呼ばれる厳しいプログラムがありました

社員個人だけでなく親を侮辱するような口撃をして精神を追い込んでいく研修です

それである女性社員が号泣…

これに対して

「それは言いすぎでは?彼女に謝ってください」

と抗議をした男性の新人がいて

講師はこれにカッとなってしまい

「目上の人間に対してその態度はなんだ!」

と今度は彼のことを責めだしました

これに男性の新人はキレて講師を殴ってしまったようです

抵抗しようとしたのか講師も彼の胸倉をつかむが

あっさりと転ばされて馬乗りにされて返り討ちに…

一連の騒動に対して男性の新人は

責任を取って辞めると研修先の施設を出ていってしまいました

この時、講師役の社員はどうしても彼が許せなかったらしく

出ていく前に彼を呼びだしたのですが

逆に返り討ちに遭って鼻の骨を折られてしまったとのことです

殴られた社員は警察に訴えると騒いでいましたが後で報告を受けた上司に

「会社の恥を晒すつもりか!」と叱られていました

以上です

この話を聞いてどのように感じたでしょうか

暴力はいけないことだけど

「新人いいぞ!」

と思ったりしたのではないでしょうか?

シャーデンフロイデは鎮痛薬としての役割も担っています

しかし鎮痛薬と同じで薬中になってはいけません

制裁をしないという理性が必要になります

制裁を下すのは法であって個人ではないのです

では何か対策を練っていきましょう

対策

根本的な帰属の誤りを理解する

根本的な帰属の誤りとは

自分に起こったことは外的な要因で説明しようとするのに

他人のところで起こった場合はその人の性格などの内的な要因と考えてしまう現象です

その人がどういった背景なのかを考えずに目の前の現象だけで判断してしまいます

もっと多くを知ろうと意識的に努力することで公平性が保てるのではないかと思います

そのためには

・その人の身になって考えてみる

・怒っているのは家で何かあったのか?

など相手を多角的に見ようと努力しなければいけません

共感することです

自己肯定感を高め人との比較をやめて自分自身を比較をすること

シャーデンフロイデは自尊心の低下も形成されるため

自己肯定感を高めることが大切です

そして自分の成長を褒めてあげることです

失敗した時は分析も欠かさずに行います

失敗したら何故そうなったのかの原因を探って対策しましょう

正義の戦争から逃げる

正義という価値観は時代が変われば180°変わるくらい不安定なものです

むやみに白黒つけようとしない方がいいです

自分が良ければそれでよいいと考え自分が得かどうかを考えてみましょう

自分に関係ないことは忘れてしまいましょう

(おすすめ本)

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まとめ

シャーデンフロイデは身近な存在であるし逃れることはなかなか難しい

しかし自分自身の評価を自分で高めてあげたり自分の強みに注目することで逸らすことは可能

自分を大切にして過去の過ちを含め受け入れて前を向く方が建設的である

今日はこれでおしまい

最後まで読んでいただきありがとうございました

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