こんにちは!ヤマさんです!
今回は
2019年に公開された映画『ジョーカー』について解説や考察をしていきたいと思います
今回は
・ジョーカーを見て率直な感想
・なぜジョーカーが生まれどうやったら誕生しなかったのか
に焦点を当てています
※この記事はネタバレを含んでいますので本作を視聴している方向けです
【本当は教えたくない】周りから特別な存在になるための簡単なコツ
ジョーカーを見て率直な感想
まず率直な感想はNHKのドキュメンタリー番組であるクローズアップ現代を見ているようでした
主人公は映画の中でもだいぶ地位が下であり悩みが多いです
例えば
・友達がいない
・貧困
・脳の障害
・家族が病気
追い打ちをかけるようにストリートチルドレンにリンチに遭うなど
弱者がさらに弱い弱者を叩く映像が繰り広げられます
まさに地獄絵図です
なぜジョーカーが生まれどうやったら誕生しなかったのか
映画の終盤では強大な影響力を持ったジョーカーに触発されて
暴徒化するジョーカーの信者たち…
ジョーカーが現れなければこのような現象は起きませんでした
ではジョーカーになってしまう前に主人公を救えたとしたら?
私は主人公がいくつもの要因からジョーカーになってしまったのだと思います
主人公はジョーカーになったことで自分の居場所が作れたと感じたのだと思います
自分の居場所を守り、さらに影響力を増大させコミュニティを拡大させたい
この気持ちが更なる犯罪へ染めてしまったのではないのでしょうか?
今までは見向きもされなかった存在だったのが
世間で注目を浴び初めて自分が存在したと証明できたことがうれしかったのです
その出来事が殺人だったとしても…
次に主人公がジョーカーになった要因を細かく見ていきます
客観的に物事をみるメタ的な視点が無かった
コメディアンになるためにはセンスや才能も必要になります
そしてどのような人が世間からウケているのかを考える必要がありました
主人公は残念ながらコメディアンのセンスはありませんでした
センスが無いのにそのまま突き進んでしまったのです
願いは願えば叶うんだと夢見る少年が中年まできてしまったのが一つの原因ではないでしょうか?
なんだか引き寄せの法則みたいですが…
主人公には夢を諦めて次に進む決断、勇気が必要だったのかもしれません
コメディアンのセンスがない現状を受け入れ次に何をするかを考えることが必要だったのかもしれません
今の自分の置かれた状況がわからずに迷っていたのかもしれません
アドバイスをくれる友人や居場所が無かった
気軽に相談できる友人や客観的に物事を見られる人がいることで現状が見えてくることがあります
また人に悩みを打ち明けるだけでも悩みは解消されます
それは悩みを言語化するため自分が実はこのように考えていたんだと気が付けるからです
つまり孤独であれば自分が何に悩んでいるのかさえ気が付かない可能性を秘めているのです
友人や趣味などのコミュニティに所属するなどたくさんのポートフォリオを組んでおく必要がありました
居場所が無ければあなたはいらないという社会から追放されているようなものです
主人公は行く先々で邪魔者扱いでした
人間は集団で生きており集団から邪魔者扱いされるだけで脳の痛みを感じる部分が反応してしまうのです
逆境により視野が狭くなった
映画ではストリートチルドレンのリンチにあい
友人だと思っていた人から裏切られたり
母親は虐待を眺めていた精神疾患持ちの人物だとわかったり
メンタルが壊れることが立て続けに起きます
これは私たちにも言えることですが
立て続けに辛いことが起き続けると
視野が狭くなりマイナスなことしか考えられなくなるのです
転落していけば何もかも嫌になり自暴自棄になるのです
調べて試す能力が無かった
コメディアンを目指すのはいいですがどのような勝ち筋があり
抜け道があるのかを見ることができなかったのだと思います
コメディアンになるために必要なものは何だったのでしょうか?
コメディアンを実際にみて面白かったところを書き写しても
そのあと自分なりの解釈をして自分のキャラクターにあった方法で
ネタを昇華させる必要があったのではないでしょうか?
作中では漫談を練習しているシーンが描かれていませんでした
母親でもいいからネタを見せて評価をもらうべきでした
アイデンティティの喪失
私たちはアイデンティティを一つでも失うと精神的にひどく落ち込みます
好きな彼女と別れてしまった時や友人と疎遠になってしまったり
仕事で役職をはく奪されたり…
日常生活で様々なことがおきます
主人公は友人から裏切られ、仕事をクビになりました
また母親を母親として見られなくなり母親の息子というアイデンティティを喪失してしまったのです
貧困
私たちはお金が無いと感じるだけで認知能力が低下します
お金が頭の中でいっぱいになると常にシングルタスクはできず脳のリソースを使うため
通常の能力の1/2程度の能力になると考えられます
お金がないと感じれば感じるほど認知機能が低下するため
仕事中に子供の前で銃を落とすなど
普通だったらやらない失敗をしてしまうのです
共感力の低下や脳の障害
脳の疾患により誤字脱字が多く
この行動をしたら相手がどう思うかを感じる能力の欠如があげられます
この映画を観ている中で
「こんな行動をとったら変な目で見られるな」
と思う箇所がいくつかありました
次回はどうやったらこのような問題点に対して対策ができるのかを書いていこうと思います
今日はこれでおしまい
最後まで読んでいただきありがとうございました
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